自分でも少し驚くほど、ストレスの少ない生活を送っています。
「悩みとかないんですか?」と聞かれれば、私は「ほとんどないです」と答えています。
もちろん、嫌なことや思い通りにならないことはあります。
それでも、毎日のように悩み続けたり、誰かと比べて落ち込んだり、起きてもいないことを心配したりすることは、以前に比べてずいぶん少なくなりました。
その理由の一つは、「自分の人生は自分で決める」ということを意識するようになったからだと思います。
主体的に生きるということ
「主体的に生きる」という言葉があります。
少し堅い言葉に聞こえますが、私はもっとシンプルに、
「自分の人生の主導権を、自分が持つこと」
だと考えています。
何をするのか。
誰と付き合うのか。
何に時間を使うのか。
そして、目の前の出来事に対して、どう反応するのか。
すべてを自由に決められるわけではありません。
それでも、自分で選べることは意外とたくさんあります。
私は昔から、「やらされている」という感覚があまり得意ではありませんでした。
誰かに決められたからではなく、できるだけ自分で考えて、自分で選んでいきたい。
そんな性格だったのだと思います。
「7つの習慣」に影響を受けた
この考え方に大きな影響を受けたのが、自己啓発の名著『7つの習慣』です。
学生の頃に読んだ一冊ですが、最近また読み返しています。
改めて読んでみると、若い頃には気付かなかったことがたくさんあります。
その中でも、今になって特に大切だと感じるのが、「主体的である」という考え方です。
歳を重ねるほど、自分の人生を自分で選んでいくことの大切さを感じるようになりました。
自分で選ぶと、心が少し軽くなる
なぜ主体的に生きると、ストレスが少なくなるのでしょうか。
私は、「自分で選んだ」と思えることが増えるからだと思っています。
自分で決めたことなら、結果が良くても悪くても納得しやすい。
もちろん、失敗することもあります。
「こっちを選ばなければよかった」と思うこともあります。
それでも、自分で選んだ道なら、また自分で方向を変えることができます。
反対に、
「本当は嫌だけど、仕方がない」
「みんながそうしているから」
「嫌われたくないから」
という理由で選択することが続くと、少しずつ自分の気持ちが置いていかれてしまうことがあります。
だから私は、何かを決めるとき、
「私は本当はどうしたいんだろう?」
と、一度考えるようにしています。
変えられないものに、心を使いすぎない
もう一つ、私が大切にしているのが、
「変えられないものに、必要以上にエネルギーを使わない」
ということです。
世の中には、自分一人ではどうにもできないことがたくさんあります。
政治や経済。
天気。
電車の混雑。
他人の考え方。
誰かの言葉や行動。
もちろん、社会について考えたり、意見を持ったりすることは大切です。
ただ、自分では変えられないことについて、ずっと怒ったり、心配したりしていると、自分の心が疲れてしまいます。
だから、
「これは私に変えられることなのかな?」
と考えてみる。
変えられないのなら、少し距離を置く。
変えられることなら、自分の行動を変えてみる。
それだけでも、気持ちがずいぶん楽になることがあります。
情報も、自分で選んでいい
私はここ数年、テレビをほとんど見なくなりました。
嫌いだからというより、必要以上に情報を入れたくないからです。
朝からネガティブなニュースを見て、なんとなく気分が沈む。
夜になって、また同じようなニュースを見る。
そんなことを繰り返していると、知らないうちに自分の気持ちまで影響されてしまいます。
もちろん、必要な情報はあります。
ただ、「なんとなく見る」という時間は減りました。
SNSも同じです。
SNSには、素敵な写真や役立つ情報がたくさんあります。
一方で、他人の生活が目に入りすぎることで、知らないうちに自分と比べてしまうこともあります。
「みんな楽しそう」
「自分より充実しているように見える」
そんなふうに感じてしまう日があっても、不思議ではありません。
でも、SNSに映っているのは、その人の人生のほんの一部分です。
だから私は、必要以上に人と比べないためにも、自分が見る情報を自分で選ぶことを大切にしています。
人間関係も、無理をしすぎなくていい
人間関係についても、同じことが言えると思います。
「昔からの付き合いだから」
「嫌われたくないから」
「断ったら悪いから」
そんな理由で、無理をして誰かに合わせてしまうことがあります。
もちろん、すべての人間関係を自分の好き嫌いだけで決めることはできません。
仕事でも、家族でも、社会の中では人との関わりが必要です。
それでも、
「この人といるときの自分は、無理をしていないかな?」
と考えてみることは大切だと思います。
少し距離を置いてみる。
会う頻度を減らしてみる。
SNSを見るのをやめてみる。
そんな小さな選択でも、自分の心を守ることにつながります。
すべての人に好かれる必要はありません。
そして、すべての人と仲良くする必要もありません。
自分にとって大切な人との時間を、大切にできればそれでいい。
私は、そう考えるようになりました。
自分を変えるほうが、人生は動かしやすい
人生には、自分の力では変えられないことがあります。
だからこそ、私は「変えられないもの」よりも、「自分に変えられるもの」に目を向けるようにしています。
環境を変える。
付き合う人を変える。
見る情報を変える。
生活習慣を変える。
考え方を少し変える。
最初は小さなことでも、自分で選択して行動していると、少しずつ人生の感覚が変わってきます。
そして何より、
「自分の人生を、自分で動かしている」
という感覚が持てるようになります。
もっと、自分の気持ちを大切にしていい
主体的に生きるというのは、何でも自分の思い通りにすることではありません。
他人を無視することでもありません。
「私はこうしたい」と思ったら、周りのことを一切考えずに突き進むことでもありません。
そうではなく、
「自分はどうしたいのか」を一度、自分自身に聞いてあげること。
そして、自分で選べるところは、自分で選んでみること。
それだけでもいいのだと思います。
誰かの期待に応えることばかりを優先していると、いつの間にか自分の気持ちが分からなくなることがあります。
だからこそ、ときどき立ち止まって、
「私は本当はどうしたい?」
と、自分に聞いてみる。
その答えを大切にする。
それも、自分らしく生きるということなのだと思います。
「自分の人生は自分で決める」
すべてを思い通りにする必要はない。
ただ、自分で選べることは、自分で選んでいく。
そんなふうに生きていけたら、人生は少しだけ軽やかになるのかもしれません。

