ふとしたキッカケでピラティスを始めて1年が経とうとしています。
まだ1年前の話ですが、スタジオの真ん中をパワーラックが占領し、ダンベルやバーベル、ケトルベルなど鉄の塊が転がっていた頃が懐かしいです。
ピラティスと言えば「韓国アイドルの間で大流行している」「世界大戦中、負傷兵のリハビリをきっかけに考案されたもの」「ロールアップやハンドレットというエクササイズがある」くらいの認識でした。
それが一年後、ピラティススタジオをオープンし、ピラティスマシンに囲まれる日々を送るまでに変化するとは想像もしていませんでした。
この一年本当に色々なことがありました。
意を決して養成コースに踏み込んだことから始まり、膨大な量のエクササイズを覚えたり、週10くらいでスタジオに通い詰めたり、アウターマッスルをつけ過ぎたことを後悔したり、養成コースで自信を見失いピラティスが楽しめなくなり1ヶ月くらいピラティスから離れたり、苦労の連続でした。
そして、養成コースでたくさんの素晴らしい仲間に出会えたり、姿勢や体の調子が良くなったり、些細なことでもイライラしなくなったり、ピラティスという一生続けられる素晴らしいワークに出会えたり、苦労以上に素晴らしいことがありました。
こんなことならもっと早くピラティスを始めておけば良かったと後悔している反面、今だからこそこのワークの素晴らしさに気付けたのも事実です。
実際、ピラティスを初めて経験したのは13年くらい前のこと。通っていたトレーナー養成校の授業にピラティスのクラスがあり、そこで1年ほど続けていました。しかし、当時は筋トレに夢中だったこともあり、ピラティスの良さが正直わかりませんでした。
それが今になってようやくピラティスの魅力や必要性に気付くことができたのは、偶然でもありますが、今まで積み重ねてきたことの「延長」だとも考えています。
久々にインスタを見にきてくれた友人からは「急にどうしちゃったの！？」「いつの間にピラティスのインストラクターになったの！？」「筋トレのマシンは！？」なんて声をいただく日々。
転職といえば転職、鞍替えといえば鞍替えなのでしょうが、あくまで僕は「筋トレの延長」だと考えています。証拠として、先ほど書いたように若い頃にピラティスを始めていたとしても、その魅力や必要性に気付けなかったから。なので、あえて遠回りしてきた延長としてピラティスがあり、逆にいえば自分の中では「ようやく辿り着いた境地」であると捉えています。
昔から一点突破主義なので、やると決めたらとことんやる性格。0か100。改めて思いますが、こんなに素晴らしいワークはないと実感しています。
まもなくプレオープン期間が終わります。自信と使命、責任を持ってピラティスの魅力を伝えていきます。
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。