「運動が苦手」は本当なのか?|考え方ひとつですべてが変わる

「運動は苦手」

「身体を動かすのは好きじゃない」

「運動しなきゃと思うけど、なかなか続かない」

そんなふうに感じている人は、少なくないと思います。

でも私は、これまで10年以上、運動を指導してきた中で、ひとつ感じていることがあります。

それは、

考え方ひとつですべてが変わる。

ということです。

目次

「運動が苦手」は、本当なのか

私は、運動が苦手だという人に出会うたびに、

「本当に運動が苦手なのかな?」

と考えることがあります。

もちろん、得意・不得意はあります。

走ることが得意な人もいれば、苦手な人もいる。

身体を動かすことが好きな人もいれば、あまり好きではない人もいる。

でも、

「運動が苦手だから、運動は楽しくない」

と決めつける必要はないのではないでしょうか。

もしかすると、これまで自分に合った身体の動かし方を知らなかっただけかもしれません。

実際に、最初は「運動が苦手」と話していた方が、身体の使い方を少しずつ理解することで、できることが増えていく。

そしていつの間にか、

「身体を動かすのって、意外と楽しいですね」

と言ってくれることがあります。

その変化を見ていると、運動そのものが変わったというより、運動に対する見方が変わったのではないかと思うのです。

私たちは、いつから「運動が苦手」になったのか

では、なぜ「運動が苦手」と思うようになったのでしょうか。

子どもの頃を思い出してみると、学校の体育では、どうしても人と比べられる場面があります。

走るのが速い。

ボールを上手に投げられる。

逆上がりができる。

水泳が得意。

そんな「できる・できない」が、運動の印象につながっていくこともあります。

そこで苦手意識を持ってしまうと、

「私は運動が苦手」

「運動は嫌い」

というイメージが、そのまま大人になっても残ってしまうことがあります。

でも、学生の頃にできなかったことと、今の自分ができることは、本当に同じなのでしょうか。

私は、そうとは限らないと思っています。

「7つの習慣」で知ったパラダイムシフト

私自身、物事の見方について考えるようになったきっかけのひとつが、スティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』でした。

その中に出てくる考え方に、「パラダイムシフト」というものがあります。

簡単に言えば、

物事そのものではなく、「その物事をどう見ているか」が変わることで、世界の見え方まで変わっていく。

という考え方です。

これを知ったとき、

「なるほどな」

と思いました。

同じものを見ていても、考え方が変われば、まったく違って見えることがある。

それは、運動についても同じなのではないでしょうか。

見方が変わると、同じものでも違って見える

たとえば、

「運動しなければいけない」

と思っていると、運動は少し苦しいものに感じるかもしれません。

でも、

「身体を動かすと気持ちいい」

「自分の身体を知る時間にしよう」

「昨日より少しできるようになった」

と考えることができれば、同じ運動でも感じ方は変わります。

もちろん、考え方だけですべてが簡単になるわけではありません。

それでも、物事の見方が変わることで、自分の感じ方や行動が変わることはあると思います。

あの出来事も、見方が変われば意味が変わる

『7つの習慣』の中に、こんな印象的なエピソードがあります。

電車の中で、子どもたちが騒いでいました。

周囲の人たちも困っているような状況です。

その子どもたちの父親は、何もせずに座っています。

当然、「なぜ注意しないのだろう」と思ってしまいます。

ところが、その父親から、

「先ほど妻を亡くしたばかりなんです」

という話を聞かされます。

その瞬間、それまでとは子どもたちや父親に対する見方が、まったく変わってしまいます。

起きている出来事そのものは変わっていません。

変わったのは、その出来事を見る自分の視点です。

この話を読んだとき、私は「人は、自分が持っている情報や思い込みによって、物事を見ているんだな」と感じました。

「本当にそうなの?」と、一度立ち止まってみる

私たちは普段、

「これはこういうもの」

「私はこういう人」

「私はこれが苦手」

と、無意識のうちに決めていることがあります。

でも、その中には、本当にそうなのではなく、過去の経験からそう思い込んでいるだけのものもあるかもしれません。

「私は運動が苦手」

と思っているなら、

「本当にそうなのかな?」

と、一度立ち止まってみる。

「運動はつらいもの」

と思っているなら、

「もっと自分に合った方法はないかな?」

と考えてみる。

それだけでも、少し見える景色が変わるかもしれません。

考え方ひとつですべてが変わる

もちろん、何でも前向きに考えればいい、という話ではありません。

つらいことは、つらい。

嫌なことは、嫌。

無理にポジティブに考える必要もないと思います。

ただ、

今まで当たり前だと思っていたことを、少し違う角度から見てみる。

それだけで、自分の中に新しい選択肢が生まれることがあります。

運動も同じです。

「私は運動が苦手だから」

と最初から決めてしまうのではなく、

「もしかしたら、まだ自分に合う運動に出会っていないだけかもしれない」

そんなふうに考えてみる。

すると、今までとは違った一歩を踏み出せるかもしれません。

考え方ひとつですべてが変わる。

私は、そんな可能性を大切にしています。

そしてそれは、運動だけではなく、これからの人生にもきっとつながっていくものだと思っています。

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